ローデ・シュワルツとともに、ヘッドアコースティクスは5G (VoNR) 対応デバイスの通信品質の検証を成功裡に完了しました。テストソリューションを構成するハードウエアプラットフォームlabCORE、測定分析ソフトウエアACQUA、R&S CMX500 の最新の広帯域無線通信テスター間の相互接続性が検証されました。このセットアップにより、5G (VoNR) と 4G (VoLTE) ネットワーク両方の音声接続シミュレーションが可能となり、5G 対応テレコムデバイスメーカーが市場導入前の早い段階においてデバイスの音声品質テストを行うことが可能となります。このソリューションは2021年2月の上海のMobile World Congressにてはじめて紹介されました。
5G モバイルネットワークでの接続確立
テスト対象のモバイルフォンは、ユースケースにより4G または 5G モバイルネットワークシミュレーションを介してR&S CMX500プラットフォームの統合IP マルチメディアサブシステム (IMS) サーバーに登録可能です。 labCOREはこのユースケースの為に開発されたIMS サーバーの統合IP 転送モードを用いてイーサネットを介して接続されます。これによりユーザーは音声品質の詳細分析の為に、R&S CMX500で確立したコールの音声データを直接 labCOREに転送可能です。このモードではシステムは5G 音声コーデック EVS (Enhanced Voice Service)、AMR-WB、 AMR-NBをフルサポートします。 ヘッドアコースティクスの測定分析ソフトウエアACQUAで利用可能なテストスイートTS 26 131-32を用いると、システムはすべての重要な音響の要件をフルにカバーします。この高信頼性ソリューションにより5G 対応のテレコムデバイスメーカーは早い段階でデバイスの音声品質テストが可能となり、5G 音声サービス開始に向けた準備が可能となります。
ローデ・シュワルツMobile Radio Testers のシニアバイスプレジデントChristoph Pointner氏曰く、「R&S CMW500 プラットフォームをベースとした2G、 3G、4Gの音声品質分析の分野での2社間の協力をR&S CMX500をベースに5Gにまで拡大することができました。合同検証を経たテストソリューションはテスト結果の再現性確保と、デバイスメーカーとネットワーク事業者が早い段階で5G 音声エクスペリエンスを最適化することを可能にします。」
ヘッドアコースティクス テレコム部門のセールス責任者Christian Schüring氏曰く、「ローデ・シュワルツのソリューションとの相互接続性確保できたことは、5G 対応デバイスの通話品質の測定及び最適化において重要なステップです。」
通話品質の測定、分析、最適化の為の包括的ソリューションにおいて世界のリーディング・プロバイダーであるHEAD acoustics は通信業界のカスタマー向けにテストソリューションを拡充すべく、早い段階から業界パートナーとともに、将来の 5G 及び 6G の機能に関する課題に取り組んでいます。
HEAD acoustics GmbHは統合音響ソリューションと騒音振動解析のリーディングカンパニーです。テレコム分野でも音声品質・オーディオ品質の測定、分析、最適化の為のハードウエアとソフトウエア開発の専門性と先進性、個々のお客様に合った具体的なソリューションやサービスの提供で世界で広く認知されています。ヘッドアコースティクスが提供するサービスは技術製品のサウンドエンジニアリング、環境ノイズ調査、音声品質技術、コンサルティング、トレーニング、サポートと多岐に亘ります。本社はアーヘン市近郊のヘルツォーゲンラート市にあり、中国、フランス、イタリア、インド、日本、韓国、英国、米国に子会社があります。またその他世界中の代理店を通じ幅広くお客様対応をしています。
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