優れた柔軟性を発揮する ACQUA 5.0.100

20. 12月 2021

ACQUA 5.0.100 は HEAD acoustics の分析ソフトエウア ACQUAの新世代バージョンです。従来バージョンよりも将来的なアプリケーションをフレキシブルに取り込めるよう構造を一新しました。

新たなフィーチャー

新フィーチャーの目玉が ‘Workplace Settings’です。この新たなウインドウにハードウエア、校正アサインメントに関する複数のアイテムを集結しました。こちらでユーザーは HATS (ヘッド&トルソーシミュレーター) マイクロホン、スピーカー無線テスターの ローカルの Workplace のコンフィグレーションを行うことができます。特定のハードウエアのすべてのプロパティーを一カ所で確認できます。直感的な構造で分かり易くなっています。イコライゼーションや校正値等のアサインメント が分かり易く、ハードウエアセットアップの確認が簡単です。これにより ACQUA の操作が著しく効率化されました。

聴感ラウドネス分析

ITU-T 勧告 P.700 準拠の新たなラウドネス分析におｙり分析の可能性が広がりました。従来のラウドネスレーティング分析だけでなく、新たな心理音響ベースのラウドネス分析によりユーザーの聴感印象としてのよりリアルな音声ラウドネス分析が可能です。AGC や圧縮技術のような非 LTI システムも評価可能です。聴感印象としてのラウドネスを音圧レベルを過度に上げることなく向上させることを目的として、デバイスメーカーが搭載するすべての技術に対して優れた分析能力を発揮します。

ユニークなオーディオ品質評価ツール MDAQS に完全対応

ACQUA 5 には新たに聴感ベースのオーディオ品質評価ツール MDAQS が初めて搭載されました。MDAQS ヘッドセット～スピーカーまで様々なオーディオ機器の音質評価を行う為のユニークなツールです。

複数台の HATS

ACQUA 5 は測定室で複数台の HATS が利用されることに着目しました。これらの HATS は異なる目的で使用されることもあれば、特定の測定に複数台用いられることもあります。例として、In-Car 通話システムにおいて、或いはスマートホームアプリケーションにおける妨害話者として用いられる場合もあります。 その為、DRP/ERP の矯正を HATS ごとに個々に行うことができるようになりました。

その他にも、SMD のハンドリングやスクリプティングの自由度等、様々な改善が ACQUA 5 に折り込まれています。