HEADlab II - 音振動測定の為のパワフルな次世代データ収集システム

02. 5月 2022

新世代 HEADlab モジュール式多チャンネルデータ収集システム は様々な先進機能を備え、旧世代よりも移動アプリケーションの豊富なニーズへの対応をさらに強化しています。新モデルはクリーンかつ堅牢なデザインとともに、データレートプロトコルが倍増、高速 CAN-FD への対応、 GPS や LAN (PTP) を介した複数のコントローラーの同期が特徴です。オプションの単体録音機能により PC 接続なしで測定可能です。

堅牢かつコンフィグレーションが簡単で、旧世代よりパワーアップ 

HEADlab II システムは 1 台以上のコントローラーと任意の入力、再生、電源供給モジュールにより構成されます。これらのコンフィグレーションは簡単です。アプリケーションによりユーザーはセンサーの種類に応じて最適なモジュールを選択し、コントローラーと組み合わせます。いずれのモジュールもコントローラーも堅牢かつファン非搭載の為静粛で、柔軟に組合わせ可能です。システムアップ用のロック機構により複数のモジュールをしっかりと合体し、簡単に取り外し可能です。

コントローラー labCTRL II.1 と新インターフェイスプロトコル HEADlink 2.0

HEADlab II システムの中心は新インターフェイスプロトコル HEADlink 2.0 を備えたパラフルなコントローラー  labCTRL II.1 です。旧世代以上の多チャンネルや高サンプリングレート  (チャンネル当たり 8 ～ 204.8 kHz) が可能です。labCTRL II.1 はデータを結合、同期し、接続したモジュールに電源供給し、PC と接続します。複数のコントローラーを組み合わせることにより大型で複雑なプロジェクトに対応できる最大 600 チャンネルまでのシステムを構築可能です。車内にクラッシュ保護用の Isofix マウント等、追加アクセサリーにより HEADlab II システムの構築と移動を便利かつ安全に行うことができます。

完全互換性と優れた柔軟性

技術製品、飛行機、自動車の実車やテストベンチ等、様々な音の伝搬にかかわる音振動解析において、HEADlab II は高性能、多チャンネル対応、移動測定対応等、最先端のモバイル音振動測定技術を提供します。このモジュール式システムは搭載スペースに制約があり難易度の高いアプリケーションや測定条件でも優れたハンドリング性能を発揮します。

HEADlab モジュールは 第 I 世代と第 II 世代間で安全互換性があります。HEADlab 第 I 世代モジュールを第 II 世代のコントローラーと組み合わせることが可能です。新世代の入力モジュールを 第 I 世代のコントローラーと HEADlink 1.0 プロトコルにより組み合わせることも可能です。(この場合データレートは HEADlab 第 I 世代モジュールと同等となります。)　新旧の組合わせでは HEADlink 接続においてどちらのプロトコルを利用されるかの考慮しながら、優れた柔軟性と個々のモジュール性能の最大限の発揮が可能となります。