測定分析ソフトウエアACQUAの新オプション
ヘッドホン、モバイルホン、車載ハンズフリー端末、In-Car 通信システム(車内通信システム)には共通点がひとつあります。環境ノイズにより、リスナーにとっての音声明瞭度(音声信号の聴きやすさ)が損なわれるという点です。バックグラウンドノイズが音声信号に及ぼす影響を自動でかつ再現性のある方法で評価できるようにヘッドアコースティクスは“ABLE”(Assessment of Binaural Listening Effort= リスニングエフォートのバイノーラル評価)を開発しました。これはリスニングエフォート(聴き易さ)を予測するメソッドです。測定分析ソフトウエアACQUAの新オプションとして利用可能となりました。
ETSI 標準規格TS 103 558に準拠した“ABLE”の評価プロセス
予測モデル“ABLE”は会話を理解するのに必要なエフォート(努力)を分析評価します。ACQUA は5点満点で平均オピニオン評点(MOS) の結果を分かり易くかつ比較可能な方法で表示します。5点満点は最小限のエフォートで音声が理解可能といった具合です。環境ノイズのシミュレーションは、テストシステムを構成するヘッドアコースティクスのバックグラウンドノイズシミュレーションシステム3PASS lab または3PASS flex が行います。音声とノイズはダミーヘッドを用いてリアルにバイノーラル録音し、予測モデルの為の入力信号として用います。 |
新ACQUA オプション“ABLE”の分析評価プロセスはETSI 標準規格TS 103 558に準拠しています。「ABLEはANC ヘッドホン、モバイルホン、ハンズフリー端末、In-Car 通信システム(車内通信システム)の製造メーカーが端末のベンチマーキングを効率的に行うことができるツールです。」(HEAD acoustics GmbH社長テレコム部門長Dr. Hans W. Gierlich談) |
ドキュメント
ヘッドアコースティクスについて
HEAD acoustics GmbHは統合音響ソリューションと騒音振動解析のリーディングカンパニーです。テレコム分野でも音声品質・オーディオ品質の測定、分析、最適化の為のハードウエアとソフトウエア開発の専門性と先進性、個々のお客様に合った具体的なソリューションやサービスの提供で世界で広く認知されています。ヘッドアコースティクスが提供するサービスは技術製品のサウンドエンジニアリング、環境ノイズ調査、音声品質技術、コンサルティング、トレーニング、サポートと多岐に亘ります。本社はアーヘン市近郊のヘルツォーゲンラート市にあり、中国、フランス、イタリア、インド、日本、韓国、英国、米国に子会社があります。またその他世界中の代理店を通じ幅広くお客様対応をしています。
プレスチーム
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