HEAD acoustics はエコーシステムをさらに広げます。

14. 6月 2023

HEAD acoustics の製品の柔軟性とカスタマーが既存のツールやワークフローにシームレスに統合できる対応力は新たにサードパーティーのハードウエアやソフトウエアがサポートできることによりさらに強化されます。

HEAD acoustics は音質開発と音振動解析の為のトップクラスのフロントエンドとソフトウエアを提供します。オープンなシステムを提供することにより、弊社は特定の専用システムに縛られることなく自社データを保全することを可能にします。自社の解析手法や主観テストデザインを ArtemiS SUITE に統合でき、かつ ArtemiS SUITE をシームレスに既存のワークフローやシステム環境に統合可能です。ArtemiS SUITE 15 のリリースとともにより多くの既存デバイスを今日最も先進的で柔軟なテスト解析環境に加えることが可能です。

サードパーティーソフトウエアインターフェイス

ArtemiS SUITE は既存の ATFX インポート・エクスポート機能に加え、ATFX データフォーマットのネイティブサポートを提供します。

HEAD acoustics のシステム統合及び拡張をさらに前進させることにより、 MatLAB® のようなユーザー独自の収録・解析結果へのプログラムによるセキュアなアクセスや弊社の主観テストソフトウエア SQala の高度テストデザインのインプリメンテーションを促進します。

受賞歴のある HoloMetrix の仮想現実ソリューション とのインターフェイスは DIN EN ISO 9614 に適合した高速で効率的な音響パワー測定の為のArtemiS SUITEによるパワフルな手段を提供します。

サードパーティーハードウエアの統合　

ArtemiS SUITE と HEADlab フロントエンドは完全互換性があるのは言うまでもありませんが、場合によってはお客様が既に異なるデータ収集システムを利用していて、高度かつユニークで柔軟な ArtemiS SUITE のフィーチャーを手放したくないという場合、今回のArtemis SUITE 15 の新リリースは ロバストな CSM 高電圧・高速フロントエンドモジュール と MECALC の DecaQ モジュールを直接 ArtemiS SUITE レコーダーでサポートします。HEADlab との同期はプレシジョン・タイム・プロトコル (PTP) により行われます。

CSM はCAN BUS、EtherCAT® そしてエレクトロモビリティにおける高速・同期測定とパワー分析の為にデザインされた XCP 高電圧測定システム を提供します。高速・高電圧 CSM モジュールを 最大 4 MHz サンプリングレートで HEADlab フロントエンドと組み合わせて用いると 電動ドライブの操作パラメターを NVH 関連信号とともに測定することが可能です。ArtemiS SUITE により、音響現象をドライブの動作条件と関連して調査することが可能です。

MECALC の DecaQ モジュールは HEADlab フロントエンドをより多くのチャンネルで補完し、より細かなチャンネルモジュラリティ（例えば6チャンネルでなく2または4チャンネル）、より高い入力電圧レンジ (60 V)、高速アナログ入力 (5 MHz) 或いは、単純に MIL 標準 (振動と衝撃) に適合するフロントエンドを必要とするカスタマーの為の最適ソリューションとなります。

このサードパーティフロントエンドに対応することで、弊社はどんな環境でもどんな前提条件においてもベストなソリューションの選択を可能にします。