HEAD acoustics 新製品”PreSence” NVHシミュレーターを発表
- NVH performance before試作初号機よりも前段階で NVH 性能を体現
- 効率的なバーチャルエンジニアリング、バーチャル試作
ヘッドアコースティクスは自動車や自動車部品の開発初期段階における音、ノイズ、振動の総合的な検証
を可能にする NVH シミュレーターの最新ジェネレーション “PreSense”を発表しました。
この車両音響のインタラクティブシミュレーションシステムにより開発メンバーや意思決定者が、
すべての部品やアセンブリーが現物で統合される前の段階ですでに開発完了後のクルマの NVH 性能を実体験
できるようになります。これにより開発工数、プロトタイプ、実環境テスト等、開発過程における大きな
コスト低減を実現することが可能となります。
「PreSense は既存の開発プロセスや開発環境にシームレスに統合することができます。」(ヘッド
アコースティクス 音・振動・聴感部門社長 Dr. アウリス・テレ談)「当社の伝達経路分析ソフトウエアと
組み合わせることにより NVH シミュレーターはシミュレーションとテストデータの統合により
開発の初期段階で重要な設計に関する意思決定にセーフガードを確保することが可能になります。」
NVH 性能をインタラクティブに体現
シミュレーション車両はギアシストやアクセル・ブレーキ操作等、ドライバーの動作にリアルタイムに
反応します。PreSense はこれに伴って生じる駆動系、タイヤ/路面、風切音などのノイズや振動を可聴化
します。シミュレーションを通じてユーザーは バーチャルにエンジン、コンポーネンツ、その他の音源を
バーチャルに置き換え、追加、加工し、複数のシナリオを比較することが可能です。これらの変更は即座に
実体験でき、効果的な音響アセスメントが可能です。PreSense は実環境シナリオで測定されたデータや
バイノーラル伝達経路分析 (TPA) データ、シミュレーションデータ (CAE) を使用します。
幅広いアプリケーション
ターゲットサウンドの設定、エンジンサウンドの改善、ハイブリッド車の為のアクティブサウンド設計、
制御ストラテジーの音響アセスメント等、この NVH シミュレーターは実際の走行・ノイズコンテクストを
再現し、知覚及び体験することを可能にする重要な意思決定ツールです。
複数のクルマのコンフィグレーションや様々な対策効果をプロトタイプを追加投入する必要なく
直接体験することができます。PreSense はシンプルなデスクトップシミュレーターからドライビング
シミュレーターに統合可能なシステムまで幅広いコンフィグレーションが利用可能です。
HEAD acoustics GmbHは統合音響ソリューションと騒音振動解析のリーディングカンパニーです。テレコム分野でも音声品質・オーディオ品質の測定、分析、最適化の為のハードウエアとソフトウエア開発の専門性と先進性、個々のお客様に合った具体的なソリューションやサービスの提供で世界で広く認知されています。ヘッドアコースティクスが提供するサービスは技術製品のサウンドエンジニアリング、環境ノイズ調査、音声品質技術、コンサルティング、トレーニング、サポートと多岐に亘ります。本社はアーヘン市近郊のヘルツォーゲンラート市にあり、中国、フランス、イタリア、インド、日本、韓国、英国、米国に子会社があります。またその他世界中の代理店を通じ幅広くお客様対応をしています。
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