アナログモジュール
coreOUT-Amp2 (Code 7720) パワーアンプボード
labCORE 拡張ボード coreOUT-Amp2 はシステムにそれぞれ20 ワット RMS (Class D 技術)の 2つのパワーアンプを追加します。これによりボードひとつでダミーヘッドの疑似マウス2つまたはスピーカードライバー2つを同時に動作させることが可能です。例として、In-Car 通信 (ICC)テストや音響 -to-音響 (end-to-end) のテストが可能です。labCORE はcoreOUT-Amp2 ボードを最大2つまでサポートします。coreOUT-Amp2 にはcoreBUSが必要です。
coreIN-Mic4 (Code 7730) マイクロホン入力ボード
labCORE 拡張ボード coreIN-Mic4 は外部分極型マイクロホン用に4つの LEMO 7-pin マイクロホン入力を備えTEDSをサポートします。このボードによりlabCORE はダミーヘッド測定システムの疑似耳と測定マイクロホンの同時接続が可能です。 coreIN-Mic4 には coreBUSが必要です。
coreIN-ICP4 (Code 7735) 入力ボードICP®
labCORE 拡張ボード coreIN-ICP4 はICP®マイクロホン等の自己分極型ICP® センサー用に4つの高精度低ノイズアナログ入力チャンネルが利用可能です。4つの入力のそれぞれはTEDS をサポートし接続したセンサーとのデータ交換が可能です。BNC 端子は簡単でセキュアな接続が可能です。 coreIN-IPC4 の主なフィーチャーは定電流供給とグラウンドノイズへの高弾力性によるグラウンドセンシングの超低固体ノイズです。labCORE は 最大5つのcoreIN-ICP4 ボードをサポートします。 coreIN-ICP4 には coreBUSが必要です。
coreOUT-A2 (Code 7750) アナログ出力ボード
labCORE 拡張ボード coreOUT-A2 は2つの高精度低ノイズアナログ出力チャンネルを備えています。XLR またはBNC 接続により バランス信号またはアンバランス 信号を出力します。THD+N は最低-114 dB 、S/N は最低118 dBです。さらに以下のフィーチャーを備えています。
- フローティングバランス出力
- 測定シナリオに拘わらずフルレンジ対応可能(-10 dB ~ +18 dB の4つの最大出力レベルに調整可能)
- BNCコネクター接続したシステムのインピーダンス同定の為内部基準が利用可能
優れた機能を備えたcoreOUT-A2 はオーディオシステム分析に最適です。coreOUT-A2 は coreBUSが必要です。
coreIN-A2 (Code 7760) アナログ入力ボード
labCORE 拡張モボード coreIN-A2 は2つのアナログ入力チャンネルを備えています。それぞれの入力はXLR と BNC 端子が利用可能です。 いずれの入力も低歪と低固体ノイズによる高精度の信号が特徴です。coreIN-A2 の THD+N は -115 dBです。更に以下の特徴があります。
- ブートストラップ: 入力のインピーダンスは自動で接続ケーブル (BNC/XLR)の非同期インピーダンスにバランスされます。
- 同相信号除去比: 差動入力測定による同相干渉抑制の結果S/N比 118 dB(A)を実現しています。
- 独立 AC/DC利得:最適な信号分析の為に差動利得はAC と DC 経路用に調整可能です。
豊富なフィーチャーによりcoreIN-A2 は高性能オーディオ分析に最適です。coreIN-A2 は coreBUSが必要です。
デジタル & インターフェーシング
coreUSB-DR (Code 7705) USB 拡張モジュール
labCORE 拡張モジュール coreUSB-DR を用いると任意の USB オーディオホストデバイス (スマートフォン等) に対する USB オーディオデバイス (USB ヘッドセット等) を labCORE にシミュレーションさせることができます。coreUSB-DR により音響インターフェイスの必要なしでの電気測定が可能です。このモジュールは labCORE 内部にハードウエアを搭載することによりフロント面の USB Type-C コネクター の能力を拡張します。coreUSB-DR はコンフィグレーションの選択肢を広げ、様々なテストケースに対応が可能となります。
coreBUS (Code 7710) I/O BUSメインボード
labCORE 拡張ボード coreBUS はベーシックユニットのメインボードとオプションボードとのあいだのインターフェイスとして必要です。labCORE は最大10ボード用のスペースを備えています。
coreBT2 (Code 7782) Bluetooth® 拡張モジュール
labCORE の拡張モジュール coreBT2 はハードウエアプラットフォームに Bluetooth® を介した音声・オーディオ伝送の為のデバイス(例として、モバイルホン、ヘッドセット、ヘッドホン、ハンズフリーデバイス、スピーカー)の音響・電気測定の為の Bluetooth® レファレンスアクセスポイントとしての機能を付加します。labCORE に coreBT2 を搭載するとハンドセットやハンズフリーデバイス、ゲートウエイやユニバーサル A2DP ソース / シンクとしての役割を果たします。汎用音声コーデックをサポートし、様々なコンフィグレーションのオプションやプロファイルを利用可能にし、定義した条件下で測定を行う際のテスト対象デバイスに必要な接続タイプや設定を行うことができます。
coreBT2-LC3plus-A2DP (code 7784), Bluetooth® 拡張モジュール、A2DP 用 LC3plus コーデック
coreBT2-LC3plus-A2DP は coreBT2 のソフトウエア拡張モジュールです。Bluetooth® プロファイル A2DP は音声とオーディオ伝送の為の LC3plus オーディオコーデックを labCORE に付加します。LC3plus は高オーディオ品質、超低レイテンシーを実現し、伝送エラーへのロバストネスを強化します。
coreBT2HID (code 7786)、Bluetooth® 拡張モジュール、 ヒューマンインターフェイスデバイス
coreBT2-HID は coreBT2 のソフトウエア拡張モジュールです。labCORE をヒューマンインターフェイスデデバイスとして機能させることができます。labCORE は接続デバイスに Bluetooth® を介して音量調整コマンド等の制御コマンドを送ることができます。
coreBT2LE (code 7787)、 Bluetooth® ローエナジーへの拡張
coreBT2LE はハードウエアプラットフォーム labCORE を Bluetooth® ローエナジー対応のレファレンスアクセスポイントとして機能させることができます。Bluetooth® ローエナジー.を介した、labCORE による 音声・オーディオ伝送の為のデバイス音響電気測定が可能になります。信号伝送の為のオーディオコーデックは LC3 です。LC3 はレイテンシーが低く、処理の複雑性が低く、メモリーフットプリントが低いのが特徴です。coreBT2LE は Bluetooth® ローエナジーと USB トランシーバーを適用する為のライセンスファイルにより構成されます。
coreBT2LE-Auracast™ (code 7788)、 Auracast™ブロードカストオーディオの為の Bluetooth® ローエナジー拡張
coreBT2LE-Auracast™ は coreBT2LE の為のソフトウエア拡張モジュールです。これにより labCORE が Auracast™ ブロードカストオーディオを取り込むことが可能になります。labCORE の Auracast™ ブロードカストオーディオの品質評価の為のアプリケーションは 2 つあります。一つは、labCORE が Auracast™ トランスミッターとして機能し、Auracast™ レシーバーに Auracast™ オーディオストリームを送信することです。Auracast™ ブロードカストの為の接続パラメターはACQUA の汎用ユーザーインターフェースを介して決まります。もう一つは、labCORE が Auracast™ ブロードカストを Auracast™ トランスミッターから受信することです。
coreA2B (Code 7790) A2B® 拡張ボード
labCORE 拡張ボード coreA2BによりハードウエアプラットフォームはAnalog Devices社の開発によるAutomotive Audio Bus A2B® に接続可能になります。BUSに接続されたデバイスのテストと最適化を可能にします。coreA2B はマスターまたはスレーブノードとして動作可能です。パッシブに信号を試聴する一方、Proxy モードはBUS上のすべてのデータを完全コントロールできる独特なフィーチャーを提供します。coreA2B は coreBUSが必要です。
coreBT2LE-IMP (Code 7810)
labCORE 拡張 coreBT2LE-IMP を用いることにより、 labCORE ハードウエアプラットフォーム が Bluetooth LE Audio ストリームのオーディオパケットに障害を発生させ Bluetooth LE Audio デバイスのコンシールメントエラーをテストすることができます。
ソフトウエア拡張
coreBEQ (Code 7740) バイノーラルイコライゼーション
拡張ソフトウエアcoreBEQ はlabCORE によるHEAD acoustics のダミーヘッドのバイノーラル疑似耳のイコライゼーションを可能にします。この拡張ソフトウエアはダミーヘッド1台用のイコライゼーションフィルター一式により構成されます。
coreIP (Code 7770) Voice over IP 拡張
labCORE 拡張 coreIPを組み合わせることによりハードウエアプラットフォームはVoIP や VoLTE 電話のようなIPベースの通話デバイスの音声品質測定の為のレファレンスゲートウエイになります。 coreIP はVoIP SIP クライアントとRTPを搭載しています。多くの一般的な音声コーデックに対応しています。これとは別により高度なコーデックも拡張機能として利用可能です。
coreIP-Alexa (Code 7775)
labCORE の拡張ソフトウエア coreIP-Alexa は Amazon Alexa のレファレンスクライアントの機能を付加します。オーディオデータを ACQUA に送って分析する為に Alexa ネットワークにおける Alexa-to-Alexa 通話のリモート端末を ACQUA がシミュレーションします。 coreIP-Alexa を用いることにより Amazon の ‘Alexa Communications Audio Requirements’ (ACAR) に規定された仕様通りにデバイスの音声品質を包括的にテストすることができます。coreIP-Alexa はスマートスピーカー、テレビやサウンドバー等、Alexa-to-Alexa 通話対応のすべてのデバイスに対応します。制御、コンディションモニタリング、診断、Alexa クライアントの機能へのアクセスは ACQUA の GUI により行われます。