ACOPT 01 (信号の生成と編集)
Code 6811
こちらのACQUA オプションにより殆どすべての信号の生成や編集が快適にできます。ACOPT 01は以下のフィーチャーを含みます。
- フーリエサイン波、矩形波、三角波、スイープ、ステップトスイープ、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、様々な FFT 長の疑似ノイズ等の信号生成
- 数学的信号生成
- 音声信号等の時刻歴信号処理の為の信号編集機能
- パワフルなバッチモードで自動処理された信号
- オプションの(ACOPT 09参照) 音声レベル (アクティブ音声レベル)ベースの信号レベル調整
- 複数チャンネルに亘る信号パーツのコピー
- 時刻歴信号変更効果のリアルタイムスペクトル表示
ACOPT 02 (信号分析)
Code 6812
ACOPT 02 を用いると測定実行後に別の分析ツールに切替えてポスト分析が可能です。このオプションがない場合は、既に適用された分析ツールのパラメター変更のみが可能です。
ACOPT 09 (SLVM P.56)
Code 6819
ACOPT 09 音声電圧計 (SLVM) は国際標準規格ITU-T P.56 (method B)に適合しています。このACQUA オプションを用いてASL 値 (アクティブ音声レベル)の計算が可能です。
ACOPT 10 (TOSQA)
Code 6820
このACQUA オプションを用いるとTOSQA メソッド (Telecommunications Objective Speech Quality Assessment)に基づいた音声品質評価が可能です。ACOPT 10 MOS 値と主観品質劣化を出力します。
ACOPT 11 (CLIP)
Code 6821
ACOPT 11 は欧州標準規格ETS 300 778-1に基づきユーザー独自に定義可能なCLIP データの出力が可能なACQUA オプションです。 ACOPT 11のフィーチャーは以下の通りです。
- 3 つのアクティベーションメソッドのサポート:デュアルトーン警報信号 (DT-AS)、DT-AS時の回線リバース、リング パルス警告信号
- 転送可能データの自由選択
- すべての信号化周波数とレベルの自由選択
ACOPT 12 (DTMF)
Code 6822
ACOPT 12 を用いるとETSI 標準規格 TBR 21準拠の トーン(DTMF) 信号の分析が可能です。このACQUA オプションは以下のフィーチャーを含まれます。
- 認識されたすべての信号の出力
- 以下のパラメターの確認:
- 高周波数/低周波数の最小/最大レベル
- 最小/最大レベル差
- 最小 S/N 比
- 最大周波数デビエーション
- 最小/最大ダイアル/パルスタイム
- 最大上昇/下降時間
ACOPT 16 (PESQ)
Code 6836
ACOPT 16 はPESQ (Perceptual Evaluation of Speech Quality)に基づくMOS値評価の為のACQUA オプションです。ITU-T 勧告P.862に基づく知覚音声品質評価の為の高度品質測定が可能です。
ACOPT 17 (Relative Approach)
Code 6839
ACOPT 17 はRelative Approach 分析、即ちHEAD acoustics が開発したヒアリングモデルに基づく心理音響メソッドです。他の分析手法では認識できない時間領域・周波数領域の信号の可聴構造の可視化を可能にします。
ACOPT 18 (COM インターフェイスによるACQUAリモートコントロール)
Code 6840
ACOPT 18 は自動測定シーケンスのリモートコントロール用ACQUA オプションです。以下のフィーチャーが含まれます。
- COM インターフェイスで既存のACQUA プロジェクトをリストアップ、選択し、プロジェクト全体または一部を起動
- データ保存:既存の ACQUA 測定対象を選択、または新規測定対象をディスクリプターとともに作成
- COM イベントで測定シーケンスの進行状況と測定結果をフィードバック
- 選択した測定対象のACQUA レポート作成
ACOPT 19 (オンライン分析)
Code 6842
こちらのACQUA オプションを用いると、オンライン FFT とオンライン歪の機能が利用可能です。これら2 つのリアルタイム分析中に連続した加振信号を同時に再生することができます。分析はパラメター化可能です。スペクトル分析の解像度や歪計算の種類の選択が可能です。ITU 勧告O.132に基づく"Rub & Buzz" や “Total Distortion” などの特別な歪計算メソッドが利用可能です。分析の時定数が選択可能です。条件を変化させることによる効果 (例としてハンドセットと疑似耳のあいだの圧力を変えたときの伝達関数) の直接のインタラクティブな評価が可能です。ACOPT 36 (labCORE 多チャンネルサポート)と組み合わせることによりこれらの分析はまた2チャンネル以上でも行うことができます。
ACOPT 20 (品質パイチャート)
Code 6843
ACOPT 20 により、ITU-T 勧告P.505に基づくパイチャートの形式で複雑な測定結果でも見やすく表示することが可能です。異なる測定対象の多元的な測定結果がワンビューで比較評価でき明解です。予め定義されたテンプレートとすべてのパラメターのセッティングと基準値が様々なテストシナリオ(IP電話、ゲートウエイ、モバイルフォン、ハンズフリー端末等)に亘り利用可能です。個々のテストごとに独自のテンプレートを作成し保存することが可能です。
ACOPT 21 (3QUEST)
Code 6844
ACQUA オプション 3QUEST (3-fold Quality Evaluation of Speech in Telecommunications) はノイズ環境下でテレコム端末の音声品質をツールにより評価することが可能な計算メソッドです。3QUEST はETSI 標準規格EG 202 396-3 と TS 103 106 の基づき、バックグラウンドノイズを含む狭帯域と広帯域シナリオをカバーしています。スーパーワイドバンドとフルバンド用には ACOPT 35 が利用可能です。
ACOPT 23 (GCF)
Code 6848
グローバル認証フォーラム (GCF) は2G、3G 4G のモバイル機器認証の為のテスト基準を定義しています。GCFのメンバーとしてHEAD acoustics はGCF認定のテストプラットフォームTP 89、TP 90、TP 190を提供します。これらは3GPP 標準規格 TS 26.131、TS 26.132、TS 51.010-1に基づく狭帯域、広帯域、スーパーワイドバンドシナリオのオーディオテストをカバーしています。製造メーカーやテスト機関のお客様はACOPT 23のTP 89、TP 90、またはTP 190のプラットフォームに基づいて2G、3G 、4G のモバイル機器をテストし、そのテスト結果をもって、正式GCF 認可取得に向けた申請をすることを可能にします。
ACOPT 24 (PTCRB)
Code 6849
PCS 型式認定試験機関 (PTCRB)は 2G、3G 、4G モバイル機器認証の為のテスト基準を定めています。HEAD acoustics はPTCRB認定のテストプラットフォームTP 89、TP 90、TP190を提供します。これらは3GPP TS 26.131、TS 26.132 、TS 51.010-1に基づく狭帯域、広帯域、スーパーワイドバンドシナリオのオーディオテストをカバーしています。
TP 89、TP 90、TP 190と合わせて、ACOPT 24 により、製造メーカーやテスト機関のお客様は2G、3G、4G モバイル機器をこれらのテストプラットフォームでテストしPTCRB 認可取得に向けた申請をすることを可能にします。
ACOPT 25 (心理音響分析)
Code 6852
ACOPT 25 は様々な心理音響分析が可能な測定ディスクリプターを提供します。(ACQUAlyzerのAnalysisメニューからも選択可能) 以下の分析メソッドを提供します。
- Loudness vs. Time (ISO 532-1 等)
- Specific Loudness (ISO 532-1 等)
- Specific Loudness vs. Time (ISO 532-1 等)
- Sharpness vs. Time
- Roughness vs. Time (Hearing Model)
- Specific Roughness (Hearing Model)
- Specific Roughness vs. Time (Hearing Model)
ACOPT 26 (室内音響)
Code 6853
ACOPT 26 はM系列信号に基づいた室内音響測定を行う為の測定ディスクリプターを提供します。(ACQUAlyzer のAnalysisメニューからも選択可) インパルス応答に加え、残響時間 (RT60、EDT)、周波数帯域による残響時間、累積スペクトル減衰の計算も可能です。
ACOPT 27 (音声伝達指標 (STITEL、STIPA、RASTI))
Code 6854
こちらのACQUA オプションはIEC 60628-16に基づく音声伝達指標STITEL、STIPA、RASTI (ACQUAlyzer のAnalysisメニューからも選択可) の計算の為の測定ディスクリプターを提供します。
ACOPT 28 (ITU-T G.160に基づくSNRI & TNLR 計算)
Code 6855
ACOPT 28 にはITU-T G.160 (Appendix II, Amendment 2, 08/2011)に基づく値計算の為の測定を実行する測定ディスクリプターが含まれます。さらに、時間窓に現在表示されている信号にこの計算メソッドを適用する為の新規メニューアイテムをACQUAlyzer Calculation メニュー中に表示します。
ACOPT 29 (EQUEST)
Code 6856
ACOPT 29 はヒアリングモデル分析に基づいて端末のエコー性能を評価する為にHEAD acoustics が開発した計算メソッドEQUEST (Echo Quality Evaluation of Speech in Telecommunications)です。 EQUEST は狭帯域、ワイドバンド、スーパーワイドバンドシナリオの評価が可能です。特に、他の既存のメソッドでは考慮されていないマスキング効果が考慮されています。
ACOPT 30 (POLQA)
Code 6857
こちらのACQUA オプションはPOLQA (Perceptual Objective Listening Quality Analysis)に基づいてMOS値を測定する為の計算メソッドです。
POLQA は固定電話、モバイルフォン、IP網向けにITU-T 勧告P.863として標準規格化された音声品質テスト技術です。HD Voice、HD Voice+、3G 、4G/LTE 網の音声品質分析等に用いられます。
ACOPT 31 (バッチ処理)
Code 6858
ACOPT 31 はPESQ、TOSQA、3QUEST、3QUEST-SWB/FB、POLQA、G.160 (SNRI)、EQUEST、Speech-based Double-Talk、AutoDT (Automated Double Talk Analysis)の自動バッチ計算の為の単体ツールです。 AutoDT以外は該当するACOPTが追加で必要です。
ACOPT 32 (Speech-based Double Talk)
Code 6859
ACOPT 32 はダブルトークの測定と分析の為の、主にエコーキャンセレーション性能評価の為の2つの音声ベースのメソッドです。
- ITU-T 勧告P.502に基づいた音声信号による自動ダブルトーク分析
- 3GPP 標準規格 TS 26.132に基づく音声ベースのダブルトーク分析
ACOPT 34 (音声明瞭度指標)
Code 6865
SII はバックグラウンドノイズ環境における音声明瞭度測定です。ACOPT 34 (音声明瞭後指標 (SII) 用オプション) はANSI S3.5-1997に基づきノイズと音声の混成信号の音声明瞭度指標を計算します。音声信号のスペクトルは指定されています。ユーザーはANSI S3.5 により指定された音声スペクトルか独自の信号を使用します。
ACOPT 35 (3QUEST-SWB/FB)
Code 6866
3QUEST (ACOPT 21)の進化に伴い、ACOPT 35 (オプション 3QUEST-SWB/FB)は、スーパーワイドバンドとフルバンド(20 kHzまでの周波数レンジ)シナリオのS-MOS (音声品質)、N-MOS (ノイズ影響) 、G-MOS (全体品質) の評価の為のETSI TS 103 281 (Model A) に基づいたメソッドを製品化しました。非常に複雑な学習及び検証プロセスを経たこの計算メソッドは未知の信号やバックグラウンドノイズに対してロバスト性に優れています。3QUEST-SWB/FB は信号処理なしの基準信号を必要としません。
ACOPT 36 (MDAQS)
Code 6867
MDAQS は HEAD acoustics が開発したオーディオ品質評価の為の AI ベースのテストメソッドです。このメソッドはカスタマイズされた聴感テストの結果で鍛えたアルゴリズムがベースとなっています。オーディオ再生品質の4つの主要な評価指標を集約して MOS 値として出力します。一般リスナーが任意の再生システムやデバイス(スピーカー、ヘッドホン、ヘッドセット、車載オーディオシステム、モバイル& スマートスピーカー等)に対して聴感テストを行った結果が予測され出力されます。開発段階、開発完了後の再生品質の評価を素早く行え利便性に優れています。
ACOPT 37 (ABLE / Listening Effort)
Code 6869
ABLE (Assessment of Binaural Listening Effort) は通話デバイスから聞こえる音声信号を知覚するのに要する努力量を自動かつ再現性を伴って評価する為のACQUA拡張機能です。リアルなシナリオをシミュレーションする為に音声信号はバックグラウンドノイズシミュレーションシステムにより妨害されます。ABLE の分析と評価プロセスはETSI TS 103 558に基づいています。 評価結果はMOS値 (平均オピニオン評点) で出力されます。
ACOPT 38 (LEAP)
Code 6871
新ACOPT Listening Effort Prediction from Acoustic Parameters(LEAP)は、基準信号を必要とせず、音響テストシナリオで劣化した音声信号のListening Effortを確実に予測する為のシングルエンドアルゴリズムです。このアルゴリズムでは、予測を計算するために録音された音声信号のみを必要とし、基準信号は必要ありません。LEAPのアプリケーションシナリオの1つは、スマートスピーカー、車載ナビゲーションシステム、テキスト読み上げエンジン等の合成音声の評価です。また、駅や空港での公共アナウンスなど、クリーンな音声信号が届きにくい環境にも適しています。LEAPは、フラウエンホーファーIDMT-HSAが開発したソフトウェアソリューションです。