3PASS flex – 多マイクロホン搭載システムのテストの為の完全自動化されたバックグラウンドノイズシミュレーション

完全自動ソフトウエア 3PASS lab はテスト対象デバイス周辺の音圧レベル、周波数、空間、及び時間特性が、別の測定室においてもオリジナルの環境と一致するよう正確にバックグラウンドノイズを再現します。アプリケーションごとにデザインされたマイクロホンアレイ (MSA I or MSA II) は音場を収録し多チャンネルバックグラウンドノイズシミュレーションシステムをイコライゼーションします。3PASS flex のメリットはシステム全体のイコライゼーションが完全自動でデジタルで行われることです。 

この再生録音システムは多点配置したマイクロホンやマイクロホンアレイにより実際の環境条件でシステムをテストするのに最適です。アプリケーションとしては車載ハンズフリーシステム、In-Car 通話 (ICC) システム、音声操作によるスマートホームデバイス、スマートスピーカー、カンファレンスシステム、テレビなどが対象となります。これらのシステムをテストする際には、正確な音場の再現がすべてのマイクロホンが配置された場所で同時に行われることが必須です。従って、多点ノイズシミュレーション (MPNS) メソッドが適用されます。

この柔軟性に優れたバックグラウンドノイズシミュレーションシステムは国際標準規格 ETSI TS 103 224 と ITU-T 勧告 P.1100、P.1110、P.1120 (すべて Annex F) 、P.1140 (Annex B) に適合しています。

マイクロホンアレイ MSA I または MSA II (録音、イコライゼーション) 、ハードウエアプラットフォーム labBGN (イコライゼーション、再生) 、スピーカー、パワーアンプと組み合わせることにより、3PASS flex はパワフルなバックグラウンドノイズシミュレーションシステムを構築します。